暗記法[忘れない・思い出す方法]
覚えた単語や語句を思い出すのにはコツがあります。
覚えるだけなら多く読み書きするのが効率的ですが、たくさん練習したにも関わらず、何故か忘れてしまったり、思い出せないことが多くあります。
そんな時に必要なのが「タグ付け」と「関連付け」です。
覚えたい単語と類するカテゴリーを覚え、その語句と同一のカテゴリーに属する語句を紐付けていく、ということです。
すると、思い出すためのカギが一方通行にならず、より多くのキーワードが思い出しのきっかけになります。
例えば「インド」という国でいうと
歴史では、四大文明の「インダス文明」として登場し、同じく四大文明の一つの中国に伝わる「仏教」も生まれています。
これで、インドという国に対して「インダス文明」、「四大文明」、「仏教」などがタグ付けされました。
インドは地理の授業でも勉強しますが、人口が多い国、ということがまず挙げられます。
これはとても重要で、歴史の単元でも関わる中国も人口の多い国だからです。
今度はインドと中国が、「四大文明」、「仏教」、「人口の多い国」という点で関連付けされましたね。
しかし、インドは地理の場合、ヒンドゥー教が主な宗教の国として習います。
この点が、地歴複合の引っ掛けで出題しやすく、中国に伝わった後に、インドでは仏教が衰退して、ヒンドゥー教に切り替わった、と覚える必要があります。
先述したとおり、中国とインドは人口に関する問題でも出題され、頻出の2カ国といえます。
この様になるべく多くのタグ付けをして、それを関連付けして覚えていくというのが「メモリーツリー」という暗記法です。
そして暗記の得意な生徒は歴史好きだったり、学外でのタグ付けをたくさんしており、私も今回新しいタグ付けをする為にある映画を観てきました。
「RRR」というインド映画です。
行く前はインド映画にイメージが湧きづらかったですが、観てみるとこれがとても面白い。
まずとてもお金がかかっていて、凄く豪華な映画でした(インドは経済成長率も今非常に高い国なんです!)。
終始クライマックス状態で、3時間の長尺にも関わらず休憩する間もありませんでした。
そして、映画の舞台は1920年代(ガンディーの非暴力・不服従運動直後)でイギリスの統治下にあり、だから今もインドは多くの人が英語を話せるんだな、と改めて納得させられました。
インドは「インド式計算」もある様に、英語も話せるうえに数学的な力も高く、非常に参考になる国です。
映画を通して、また一つインドについて勉強させられた一日でした。